良く耳にする“ビジカジ”って結局何なの?ユニクロで再現する「着こなしの正解」をプロと考えてみた
普段、我々が何気なく使っている「ビジカジ」という言葉。ご存じのように“ビジネスカジュアル”の略称であり、ビジネスシーンにも対応するカジュアルなスタイルを意味するのだが、「では、その正解とは?」と問われた際に、明確な答えを持ち合わせていない人は多い。スタイリストの井上裕介さんに訊くと、次のような答えが返ってきた。 【ジャケット着用時、“しっかり感”を演出できるVゾーンの作り方】 「最初に結論を述べてしまいますが、万人に共通する正解はありません! 職種や役職、仕事の内容、さらには年齢によっても変わってきますので、そこを見極める必要があります」(井上さん) となれば、これを念頭に置いた上で、万人向けの最適解を見つけ出すしかないだろう。そこで頼りになるのが、東レとユニクロが共同開発した、伸縮性・軽量性・吸汗速乾性を備えた化繊生地「ウールライク」を採用したジャケットやパンツを展開する「感動シリーズ」だ。
大人の装いにもマッチする品格と高機能を備えた「感動シリーズ」が使える!
「この『感動シリーズ』がなぜ良いかといえば、大人の装いにもマッチする品格を備えながら高機能であるという点。天然のウールのような質感が落ち着いた印象を与えるだけでなく、家庭用洗濯機にも対応しており、手入れもお手軽です。しかもカジュアルなアイテムにも自然と馴染むので、ビジカジスタイルを組む際にはまさに適任です」(井上さん) 今回は、上記の写真の通り「感動ジャケット」と「感動スラックス」にシャツ&タイを合わせたスーツスタイルを“ビズ度100%”として設定。そこにビジネスとカジュアルのアイテムを足し引きしてアレンジを加え、5タイプのコーデを提案。ビジカジの正解を探っていく。
ビジカジコーデ1:「ネイビーのセットアップに映えるインナーの白Tシャツ」
ジャケットはウエスト部分の絞りを抑えたスッキリとしたレギュラーフィット。肩から袖にかけての自然なフォルムにより、ビズからカジュアルまで幅広いスタイルに合わせて着用可能である。 「このジャケットに、最大公約数的な美脚シルエットを備えたスラックスを合わせ、Tシャツを挟むだけで、労せずスマートでリラックスした着こなしが狙えます」(井上さん)