<レポート>SEVENTEENと過ごす笑いと感動満載のファンミ【2024 SVT 8TH FAN MEETING <SEVENTEEN in CARAT LAND>】
SEVENTEENが7月23日・24日に韓国・高尺(コチョク)スカイドームにてファンミーティング【2024 SVT 8TH FAN MEETING <SEVENTEEN in CARAT LAND>】を開催し、CARAT(ファンネーム)のためだけの特別で濃密な2日間を過ごした。本稿では2日目の公演の模様をレポートしていく。 その他の画像 4月29日にリリースしたベストアルバム『17 IS RIGHT HERE』に日本オリジナル曲の韓国語Ver.が収録されているが、この日、オープニングを飾ったのは「DREAM(Korean Ver.)」。メンバーたちが住んでいるマンションから次々とメンバーが登場するまさに夢のようなワクワクする演出で、最高の幕開けとなった。続いてトロッコに乗った13人は、「Thinkin’ about you」、「Domino」を披露。 DK(ドギョム)の「CARAT、会いたかったですかー?」とハイテンションな投げかけから始まったメンバー挨拶。HOSHI(ホシ)の「今何時ー? 10時10分!」やJUN(ジュン)の「3.2.1、ニャー!」、SEUNGKWAN(スングァン)の「ビタミーンBOO!」、JEONGHAN(ジョンハン)の「ぴょ! 充電完了~」など、CARATにとってはおなじみの掛け合いが楽しい。 挨拶後は、MCに抜擢されたWONWOO(ウォヌ)の進行で、「不満文句ゼロ in CARAT LAND」コーナーがスタート。ボイスチェンジャーを使用して誰が言っているのかわからない状態で、年上組と年下組がそれぞれに普段は面と向かって言えないことを伝える企画だ。なんでもぶっちゃけるSEVENTEENだからこそどんな話が飛び出すかわからないため、まずは「拗ねたり怒ったりしないこと」、「誰なのか知ろうとしないこと」、「公演中に家に帰らないこと」、「終わった後、長文のメッセージを送らないこと」、「この時間以降は根に持つことゼロ!」とメンバー全員が5つの“宣誓”を(笑)。年上組からはWOOZI(ウジ)が、末っ子のDINO(ディノ)に対し「一緒にお酒を飲むことが負担。何時間経っても同じ話しかしない」と暴露すれば、JEONGHANが「タクシーにも乗らない」と続け、それを聞いていたDINOが恥ずかしそうに笑っていて微笑ましかった。年下組からはSEUNGKWANがWONWOOに対し「最近、愛情表現してくれますね」と嬉しそうに話すと、MINGYU(ミンギュ)が「どうして自分のルームメイト(MINGYUとWONWOOは一緒に住んでいるため)にはしてくれないの?」と拗ねちゃう一幕も。WONWOOが「ミンギュヤ、サランヘ(韓国語で「愛してる」)」としっかり愛情表現をすると、会場は喜びの歓声に包まれた。 その後、JUNの「Are you ready to love? We are ready to love」の掛け声から始まったのは、久しぶりの披露となった「Ready to love」だ。CARAT LANDでは、ツアーとはまた違って、懐かしい楽曲をたくさんパフォーマンスしてくれるのも魅力のひとつ。さらに、JEONGHAN と WONWOOが6月17日にリリースした2人のユニット曲「Last night(Guitar by Park Juwon)」を披露。大人の色気をたっぷり纏った2人の、切なくも儚いステージに会場中が虜となった。 そして、ゲームで負けたチームが各々の“似合わない曲”を披露する、CARAT LAND恒例の罰ゲームコーナーへ。毎年、この楽しすぎる企画を心待ちにしているCARATも多いのではないだろうか。この日はJEONGHANがTAEYONGの「TAP」をキュートさ全開で踊り、MINGYUはKISS OF LIFEの「Sticky」でCARAT だけじゃなくメンバー達をも喜ばせた。SEUNGKWANはRIIZEの「Boom Boom Bass」を、DINOはJEON SOMIの「Fast Forward」をそれぞれ完璧にダンスして盛り上げ、DKはTAEMINの「Guilty」のセクシーな“腹見せダンス“を、腹筋がプリントされたTシャツで披露。WONWOOは(G)I-DLEの「Queencard」を「この曲を練習している自分が嫌だった…」などと言いつつも、しっかりと可愛らしくパフォーマンスして会場を沸かせた。また、この日は公演最終日ということで、まだ披露していないメンバーもパフォーマンスすることに。S.COUPS(エスクプス)はLE SSERAFIMの「Smart」を照れながら踊り、HOSHIはRIIZEの「SIREN」でバチバチの本気ダンスでCARATを虜に。そしてJOSHUA(ジョシュア)はStray Kidsの「God’s Menu」を披露。JOSHUAらしい振り切った全力のダンスで、CARATとメンバーの爆笑をかっさらった。 続いては3チームが、それぞれユニット曲をシャッフルして披露するコーナーへ。HIPHOP TEAMは、PERFORMANCE TEAMの「Spell」を。いつもの“ヒポチ”のオラオラしたかっこいい雰囲気とは一変、「Spell」の世界観に合わせ優雅に踊る4人。普段とのギャップあるパフォーマンスに釘付けとなった。PERFORMANCE TEAMはVOCAL TEAMの「Cheer to Youth」を披露。この曲は、HOSHIがメンバーに怒られた際に、「ごめん。今日を生きるのは初めてだから……」と謝ったことからWOOZIがインスパイアされて作られた一曲。まさにそのHOSHIの一言から作られたフレーズ〈なんだかんだ 初めて迎える今日だから〉という冒頭の歌詞を、HOSHI本人が歌っていて感慨深かった。そしてVOCAL TEAMはHIPHOP TEAMの「LALALI」を。バチバチにラップするだけじゃなくユーモアやキュートさも交え、“ボカチ”らしいステージで魅了した。 盛りだくさんの内容ですでに大・大・大満足なCARAT LANDだが、まだまだ終わらない。カラフルなジャケットに着替えたSEVENTEENが披露したのは、まさかの「God of Light Music」! 彼らのバラエティ番組『GOING SEVENTEEN』内で誕生した一曲で、「God of Music」をトロット風にアレンジしている。DINO扮する愉快なおじさん「ピ・チョリン」をセンターに据えて熱唱する13人の姿に、会場中が笑いと歓声に包まれた。みんなに愛されているピ・チョリンは、これからも末永くライブやバラエティ番組で登場してほしいキャラクターだ。 黒のシックなスーツに着替えた13人がかっこよく登場すると、会場の空気も一気に変わる。本編最後の曲は、デビュー前にSEVENTEENとして初めて披露した楽曲「Shining Diamond」。WOOZIは最後の挨拶で本楽曲について触れ、「作ってから12年が過ぎました。当時はこうなるとは何も知らずに作ったでたらめな曲でしたが、この曲をここまで明るく輝かせてくれたのは、皆さんのおかげです」とCARATへ感謝の言葉を贈ってくれたが、こちらこそ12年間一度も休むことなく、神曲を生み出し続けているWOOZIに感謝の気持ちでいっぱいだ。 SEVENTEENのアンコールといえば「VERY NICE」をエンドレスで歌う“無限アジュナ”がお決まりだが、この日は「CALL CALL CALL!(Korean Ver.)」を無限に歌い続け、会場の熱気も最高潮に! ステージを降りてCARATに好きな楽曲を聴いたり、マイクを向けて歌わせたりと、微笑ましい交流も。どんな時も惜しみなくCARATへ愛情を届けてくれるSEVENTEEN。笑いも感動も興奮もすべてが詰まった盛りだくさんの本公演で、SEVENTEENとCARATの絆がさらに深まったように感じた。 そしてメンバーが去った後、スクリーンに映し出されたのは「SEVENTEEN RIGHT HERE WORLD TOUR」の文字! 10月から韓国、アメリカ、日本、アジアでワールドツアーが開催されることが告げられた。13人からのハッピーなサプライズ告知に、公演終演後も興奮が冷めなかった。今から10月を楽しみに待っていたい。 Text by 紺野真利子 (P)&(C) PLEDIS Entertainment