MotoGPマルケスのドゥカティ入り、来季フェラーリF1移籍のハミルトンが「凄い。来年が待ちきれない」と称賛
バイクファンとして知られているF1ドライバーのルイス・ハミルトンは、MotoGPでマルク・マルケスがドゥカティ陣営へと移籍して復活を目指した判断に理解を示し、さらなる活躍を期待している。 【ギャラリー】ハミルトンとロッシが”マシンスワップ”で夢の競演! マルケスはMotoGPで2013年に最高峰クラスへとデビューすると、そこからシリーズを席巻し6度チャンピオンに輝いた。しかし2020年の怪我をきっかけに苦しい時期が続き、2023年には長年を過ごしたホンダを離れ、ドゥカティ陣営のサテライトチームであるグレシーニへと移籍する決断を下した。 そして今シーズン、マルケスはドゥカティのMotoGPマシンに素早く適応し、既に上位争いの常連へと復帰。その活躍もあり、2025年にはドゥカティのファクトリーチームへと昇格が決まった。 F1ドライバーのハミルトンはかつて、MotoGPレジェンドのバレンティーノ・ロッシと互いのマシンを交換して走らせるイベントなども実施。バイクファンとして知られる彼は、マルケスのドゥカティ陣営での新たな挑戦について理解を示している。彼は2025年からフェラーリF1へ移籍する自らの挑戦と重ね合わせている点もあるようだ。 「凄いよね。彼は信じられない存在だ。僕はMotoGPが大好きだし、このスポーツの将来にも凄くワクワクしているんだ」 ハミルトンはそう語る。 「彼らは、(F1オーナーでMotoGPを買収した)リバティやF1の過去数年で起きたことから多くのことを学ぶだろうし、大きな成長がやってくると思う。でも、レース自体が素晴らしいんだ」 「マルケスがドゥカティへ行くのを見るのはクールなことだ。ドゥカティは常にクールなバイクだからね」 「アスリートやライダー、ドライバーの視点から考えてもそうだし、皆の中にも同じような人がいると思うんだ。長い間同じ仕事をしていた人にとって、なにか新しいモノや新しい環境、新しいデスクや、一緒に働く新顔など、新しいチャレンジがあるのは素晴らしいことだ」 「もちろんナーバスになるところもあるだろうし、環境に馴染めるかどうかといった風な不安もあると思う。でもそれがエキサイティングなんだ。新しい場所で歓迎されるのは素晴らしいことだ。だからとてもクールだと思う。彼があのバイクに乗っている姿を見るのが待ちきれないよ」
Ben Hunt