怪我前から実はあった異変…飯伏幸太が告白する、丸藤正道戦での“靭帯断裂の真相”と今後「復帰したらオカダと“あの日”の続きを…」
怪我前からあった異変「正直、調子は悪かった」
’21年10.21日本武道館。新日本プロレス「G1クライマックス」優勝決定戦でオカダ・カズチカと対戦した飯伏は、コーナー最上段から得意のフェニックススプラッシュを仕掛けた際、右肩を負傷。そのまま試合続行不能でレフェリーストップとなった。その試合以来、長期欠場を続けていた飯伏は復帰戦を行わないまま’23年1月に新日本を退団。3月にアメリカで復帰し数試合行ってきたが、ケガが完全に回復せぬままの見切り発車での復帰でもあったのだ。 ――あらためて1.2有明の丸藤戦を振り返ってみて、飯伏選手自身はあの試合をどのように捉えていますか? 飯伏 正直、消し去りたい部分もあるんですけど、プロレスはひとりでできるものではなく、それを消し去るのは相手にもすごく悪いことなので、正面から向き合おうと思いましたね。試合映像を場面場面でしっかりと見直して、どこでケガしたのか何が悪かったのかを分析したので、たぶん次からはケガのリスクは減るんじゃないかと思います。 ――丸藤戦では、序盤の場外ムーンサルトを着地した時に足首をケガする前から、かつての飯伏幸太を知る観客からすると正直、「動きが悪いな」と感じたと思うんですけど、ご自身ではいかがでしたか? 飯伏 正直、調子は悪かったですね。メンタル面は良かったんですけど、やっぱりリング慣れしてなかったというか。試合間隔も空いていたし、いつものリングの感覚とはまったく違っていて、最初から「あれ、なんかおかしいな……」っていう違和感はありました。 ――飯伏選手は今年42歳ですよね。丸藤戦前に飯伏選手にインタビューさせていただいた時、「これまでのような、アクロバティックな動きで見せる“アスリート・プロレス”とは違ったものを見せたい」とお話しされていましたけど、それは飯伏さん自身がかつてのような動きが難しくなったから、という部分もありますか? 飯伏 うーん、そうですね。その動きで見せるプロレスというのはやり尽くした感もあるし、若い人がやればいいプロレスなのかなっていう思いもあって。自分なりにそれとは違うものを探した結果、見つけたプロレスがあったんですね。それを丸藤さんが相手なら見せられると思ったんですけど、それを出せずに終わってしまったのが残念です。
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