英財務相、次期米政権に自由貿易の重要性訴えへ トランプ氏勝利で
[ロンドン 6日 ロイター] - リーブス英財務相は6日、トランプ次期米大統領が全ての輸入品への関税を提案していることを受け、自由貿易の重要性を次期政権に「強く訴える」と述べた。 下院財務委員会で「この問題を巡り受動的な立場に甘んじることはない。これは米国との貿易関係だ。英国と米国の間にとどまらず、世界全体における自由で開かれた貿易の重要性を強く訴える」と述べた。 トランプ氏は全ての国からの輸入品目に一律10%の関税を課すことを提案しているほか、中国からの輸入には追加関税を課すと発言している。 ゴールドマン・サックスのアナリストはトランプ氏の再選を受け、関税引き上げの可能性など欧州諸国に対する金融リスクを理由に、2025年の英経済成長率予想を1.6%から1.4%に引き下げた。