アーセナル離れたスミス・ロウはフラムで絶好調 稀代のプレイメイカーは自分の居場所を見つけたのか
ウェストハム戦でも先制ゴールを演出
プレミアリーグ第4節で、フラムはウェストハムと対戦。1-1のドローで終えた。 アディショナルタイムにダニー・イングスの一撃によってドローに持ち込まれてしまったものの、試合を支配していたのはホームのフラムだった。24分、ラウール・ヒメネスの先制点をお膳立てしたのはアーセナルから今夏移籍したエミール・スミス・ロウだ。ライン裏へ大きく出されたロングボールに追いついたスミス・ロウはボックス内に走り込んできたヒメネスを冷静に見てパスを出し、先制点につなげた。 [動画]スミス・ロウのアシストで先制したウェストハム戦 英『sky sports』はスミス・ロウにトップタイとなる評点「8」を与えている。また、『FOOTBALL CRITIC』は「スミス・ロウは傑出したパフォーマンスを見せ、攻撃的ミッドフィールドの役割でプレイを決定づけた。フラムの積極的な動きのほとんどに中心として絡んでおり、ウェストハムの守備に常に問題を引き起こしていた」と評価し、マン・オブ・ザ・マッチに選出した。 データサイト『Whoscored.com』によれば、この試合でスミス・ロウはパス成功率96%、3本のキーパス、3本のシュートを記録。守備でも3回のタックルを成功させており、チームの中心となっていたのは間違いない。 第2節のレスター戦では先制点を奪っており、これで1ゴール1アシストと好調を維持するスミス・ロウ。昨季、一昨季はケガに苦しみ、アーセナルで思うように出場機会を伸ばせなかったが、自身が育ったアーセナルをあとにしてようやく自分の居場所を見つけつつあるのかもしれない。この稀代のプレイメイカーの今季には注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部