<勝利へ・2021センバツ鳥取城北>選手紹介/5 太田英之介外野手(2年)/奥田智哉投手(2年) /鳥取
◇つなぐ打撃に徹し 太田英之介(おおた・ひでのすけ)外野手(2年) 昨秋は「つなぎの4番打者」として出場し、打率3割8分5厘と奮闘した。山木博之監督も「長打はないが、好機を広げて貢献してくれた」と評価する。 強力打線の一角を担うが「自分は本塁打を打つタイプではない」と自覚している。心がけるのが「一球くるかどうかの甘い球を見逃さず、状況に応じた打撃をすること」。時には進塁打や犠打飛などで、畑中未来翔(みくと)主将や徳山太一外野手(ともに2年)ら、前後を打つ好打者を生かして得点につなげるのが仕事だ。 コロナ禍の1年を経て、野球ができることの喜びを改めて感じたという。「甲子園ではチームの勝利のために役割を果たす姿を、支えてくれた親に見せたい」と意気込む。 …………………………………………………… (1)175センチ(2)70キロ(3)右右(4)6・1秒(5)100メートル(6)神戸市立本山南中(関メディベースボール学院ヤング) ……………………………………………………………………………………………………… ◇小柄も強気な投球 奥田智哉(おくだ・ともや)投手(2年) 「ポーカーフェースが特技」で、ピンチでも表情を変えずに淡々と投げ続ける仕事人。身長164センチと投手陣の中でも小柄だが、120キロ台後半の直球と多彩な変化球を低めに集め、強打者相手にも物おじせず投げ込む。 昨秋は広田周佑(しゅうすけ)投手(2年)と左右の柱として活躍。中国大会で腰を負傷したが「冬はリハビリとトレーニングに専念し、秋より球威が上がった」と調整は順調だ。 目標とするのは、昨年まで社会人野球・パナソニックで活躍した左腕の小屋裕投手。「身長が162センチしかなくても、全国で通用する球を投げていた。自分も体が小さくても甲子園で投げられるんだということを、観戦する野球少年たちに見せたい」と力を込める。 …………………………………………………… (1)164センチ(2)60キロ(3)左左(4)6・4秒(5)95メートル(6)奈良県葛城市立白鳳中(御所南都ヤング) ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長(2)体重(3)投げ方・打ち方(4)50メートル走タイム(5)遠投記録(6)出身中学(最終出身チーム)