「巨人にしたら嫌な2点だった」聖地で巨人に3連勝の阪神、球団OBが絶賛した「若武者の働き」とは
甲子園100周年に華を添える、見事な3連勝だった。 8月1日、甲子園球場で巨人と対戦した阪神。初回に2点を先制すると、3回裏には木浪聖也のタイムリーヒットで1点を追加。また、5回裏は2アウトからチャンスを作り、再び木浪のタイムリーが飛び出した。 【動画】甲子園100周年を祝う一発!佐藤輝明が放った6号アーチの映像 終始試合を有利に運ぶと、8回裏には佐藤輝明がライトスタンドに一発。93打席ぶりとなる待望の一発を放ち、9-2で勝利した。 深刻な貧打に悩まされていた前半戦から一転、後半戦は打線が活気付いており、2試合連続の9得点。森下翔太、大山悠輔の復調も大きいが、球団OBは高卒3年目の若武者の働きが大きいと捉えている。 阪急、オリックスで通算165勝の実績を残し、引退後は阪神の投手コーチも務めた佐藤義則氏が、YouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』を8月1日に更新し、打線全体に対する印象や、印象的な活躍をする選手について述べた。 佐藤氏は冒頭、「1番やってほしい3連勝ができた」と、3連戦の戦いぶりに言及。戸郷翔征との投げ合いを制したビーズリーについて、「ずっと内容よく投げている」と賛辞を送った。 また、打線については「長打が出てきてるのは大きい」と評価。クリーンアップの状態が上がり始めた結果、木浪など他の選手にもいい影響が出ており、「打線に活気が出てきている」と打線全体を称えている。 そして、中でも佐藤氏が強調したのは前川右京の働きぶりだ。巨人は同一カード2連敗を喫していただけに、初回に放ったタイムリーについて「巨人にしたら凄い嫌な2点だったと思う」と見解。また、「前川のタイムリーが後々の点数につながっていると思う」とも付け加えた。 ここまで打率は.282を記録しており、大きな波もなく過ごしている今シーズンの前川。高校時代から突出した才能を発揮していたが、プロ3年目を迎え、さらなる成長曲線を描いている若武者は、今後もチームを救う存在になっていくだろう。 今日から横浜スタジアムで横浜との3連戦を迎える阪神。横浜は8連敗と波に乗っていないだけに、最低でも勝ち越し、ベストは3連勝を狙っていきたいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]