ミュラーがパンツから取り出したのは…異例の“作戦会議”を見せたバイエルン、苦しみながらも開幕白星
[8.25 ブンデスリーガ第1節 ボルフスブルク 2-3 バイエルン] バイエルンは25日、ブンデスリーガ第1節でボルフスブルクの本拠地に乗り込み、3-2で逆転勝利を飾った。シーソーゲームを制し、白星発進に成功。今夏に加入したDF伊藤洋輝は負傷でメンバー外だった。 【写真】同点後、股間から何かを取り出す→異例の“作戦会議” ビンセント・コンパニ新監督の下、王座奪還を目指すバイエルン。前半19分に右サイドのスローインの流れからDFサシャ・ブイがペナルティエリア右に切れ込み、折り返しをMFジャマル・ムシアラが押し込んで先制した。 しかし、ハーフタイム明け直後にブイがPKを献上。後半2分にキッカーのMFロブロ・マイェルに決められ、1-1と同点に追い付かれる。さらに後半10分、DFキム・ミンジェが自陣でボールを失い、カウンターからマイェルに逆転弾を許した。 それでも後半20分、左CKからMFヨシュア・キミッヒがクロスを入れると、相手に当たってファーに飛んだボールをFWハリー・ケインが頭で落とし、MFヤクブ・カミンスキのオウンゴールを誘発。同点に追い付いて選手たちが自陣に戻る際、このセットプレーの直前に投入されていたFWトーマス・ミュラーがゲームパンツからメモを取り出し、チームメイトたちに内容を説明する珍しいシーンがあった。 すると後半37分、そのミュラーが粘り強いキープからケインにつなぎ、ケインのラストパスを受けたFWセルジュ・ニャブリがペナルティエリア右から右足でシュート。左ポストの内側を叩いてゴールラインを割り、逆転弾を奪った。 そのままバイエルンが3-2で逃げ切り、幸先よく勝ち点3を獲得。次節は9月1日に行われ、MF堂安律が所属するフライブルクをホームに迎え撃つ。