運営側に求められるのはドラスティックな対応

　「すでにAKSから離れている戸賀崎氏の立ち位置から言って、事の真相について知らないのは当然。今村氏らを擁護するのも当然でしょう。そもそも戸賀崎氏が自分のツイートの真意について弁明するための会で、新事実などは望むべくもない。しかしAKB48劇場総支配人という経歴から、ファンが戸賀崎氏なら、たとえば山口さんをめぐる一連の問題に対する運営側の対応についてなど、何かしら厳しい意見を言ってくれるのでは、という期待が高かったのも事実で、肩透かし感を覚えたファンも少なくないと思います。それは戸賀崎氏の責任というより、やはり現在に至るまでファンを納得させることのできていない運営側の責任。AKSの吉成社長と松村匠氏、今村元支配人の3人が揃って会見するぐらいのことをしないと落ち着かないのでは？」と指摘するのは、スポーツ紙の40代男性記者だ。 　本来の説明会の趣旨からはみ出ていると思われる質問にも、自身の体験などを混じえつつできる限り答えようとする戸賀崎氏の姿勢には誠意が感じられた。あとは、やはり運営側がドラスティックに動かなければ、ファンの支持を得ることは難しいと言わざるを得ない。 （文・志和浩司）