【広島】通算1万試合に到達 楽天除く11球団で最遅で到達 消化試合数の差などの影響
<日本生命セ・パ交流戦:西武-広島>◇13日◇ベルーナドーム 広島が、この日の西武戦で05年創設の楽天を除く11球団で、最遅での通算1万試合に到達した。前日の通算9999試合時点では4653勝4965敗381分けで勝率4割8分4厘だった。 【写真】記念の試合で力投する九里 今季は50年の2リーグ分立後1万試合に、楽天以外の11球団が到達したが、到達日が異なるのには理由がある。シーズンの途中打ち切りや引き分け再試合制が採用された時期があったこと、セ、パで試合数が違うシーズンがあったことなどが影響している。 たとえば、2リーグ制になって2年目の1951年(昭26)はシーズン後に日米野球が予定されていたため、公式戦の日程が打ち切られた。その影響などもあり、セで最も消化試合が少なかったのが99試合の広島で、最多の大阪(現阪神)より17試合も少なかった。また、セは90~00年に引き分け再試合を採用(62、66~68年は両リーグで採用)しており、これによっても消化試合数に差が生じた。 1963年(昭38)から2年は、セが各球団140試合で、パは150試合だった。また、パは04年から3年間プレーオフを導入したことで、セの146試合に対し、136試合でレギュラーシーズンを行った。 こうした積み重ねで各球団の試合数に差が生まれ、広島が11球団最遅での1万試合到達となった。