【MLB】 ドジャースが3連勝で世界一に王手 先発ビューラーが好投 大谷も2出塁で1得点
ワールドシリーズ第3戦【ドジャース4-2ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム
日本時間10月29日、ニューヨークに舞台を移したワールドシリーズ第3戦は、ドジャースが4対2で勝利。3連勝でシリーズを3勝0敗とし、早くも世界一に王手をかけた。ドジャースはフレディー・フリーマンのワールドシリーズ5試合連続となる2ラン本塁打で先制し、その後も2本のタイムリーで追加点。先発ウォーカー・ビューラーから7投手のリレーでそのリードを守った。ドジャースの大谷翔平は3打数無安打1死球1四球に終わった。 【動画】フレディー・フリーマンのワールドシリーズ5試合連続本塁打となる先制2ラン!
ヤンキースがクラーク・シュミット、ドジャースがウォーカー・ビューラーの両先発で始まった第3戦も、ドジャースが序盤から主導権を握った。初回、四球で出塁した大谷翔平を置いて、3番フレディー・フリーマンが先制の2ラン本塁打。これでフリーマンは2021年のブレーブス時代に経験したワールドシリーズから数えて、ワールドシリーズで5試合連続本塁打となり、ワールドシリーズにおける連続試合本塁打記録のトップタイに並んだ。 その後、3回にも2番ムーキー・ベッツのタイムリーで3点目、6回にも8番キケ・ヘルナンデスのタイムリーで4点目を追加。守っても、先発のビューラーが5回被安打2・無失点の好投を見せた。4回には、二死2塁からレフト前ヒットを打たれ失点のピンチを迎えたが、左翼手テオスカー・ヘルナンデスの好返球で二塁走者を本塁で補殺。守備もビューラーをもり立てた。 反撃したいヤンキースは7回、二死1・2塁で1番グレイバー・トーレスを迎えるこの試合最大のチャンスを得た。しかし、トーレスは際どい高めのボールをストライク判定されて見逃し三振。プレーオフに入ってから好調のビューラー、安定感抜群のドジャースブルペンからなる継投を打ち崩せなかった。復活が期待される3番アーロン・ジャッジは今日も3打数無安打と苦しんだ。ただ、9回に9番アレックス・バーデューゴが二死1塁から2ラン本塁打を放って反撃。屈辱のスイープ負けを避けるべく、これを明日に向けて反撃の狼煙としたい。 「1番・DH」でスタメン出場した大谷は3打数無安打。第1打席は四球、第2打席はセカンドゴロ、第3打席は空振り三振、第4打席はサードファールフライ、第5打席は死球という内容だった。スイングスピード、打球速度共にシーズン並の数値が出ていたが、走塁時は負傷した左肩を気遣うシーンも見られた。