伊予鉄1958年以来の完全新設計車両、松山に到着 来年デビュー(愛媛)
伊予鉄道(松山市)の67年ぶりの一大プロジェクトが2~7日にヤマ場を迎えた。来年2月に郊外線にデビューする新型車両「7000系」6両が完成し、車両メーカーなどが大阪から松山市の伊予鉄古町車両基地へ輸送。JRの線路や公道をけん引される姿を鉄道ファンらに見守られながら、活躍の場に到着した。 伊予鉄は中古の既存車両の老朽化を受け、1958年以来となる完全新設計の車両導入を決定。大阪の近畿車両が製造した。長さ18メートル、幅2・7メートル、重さは約30トンで、使用電力は運行中の700系に比べ約半分となる。2025~27年に毎年6両ずつ走り始め、総投資額は約40億円。
愛媛新聞社