「岡田監督の言葉を使ったときにいいなと思って」マラソン・19年ぶり日本新記録の前田穂南 一夜明け喜び語る
女子マラソンの東京オリンピック代表・前田穂南選手が28日、大阪国際女子マラソンで2時間18分59秒をマークし、19年ぶりに日本記録を更新。レースから一夜明け喜びを語りました。 【画像】女子マラソン・前田穂南が19年ぶり日本新記録 「しっかり自分の力を出し切って最後まで粘って走り切れた」とレースを振り返った前田選手。19年ぶりの日本記録更新については「なかなか女子マラソンの記録が更新されなかったのですごいよかった」とコメントしました。 今回の結果にたどり着くまで、度重なるけがや厚底シューズへの変更でつらい時期もあったそうで、「継続して今回やってこれて結果につながって良かった」と話した前田選手。パリ五輪代表へ大きく前進するも「待つだけなので何も考えずに待っときます」と冷静に話しました。 また今大会の目標に、昨年プロ野球日本一となった阪神・岡田彰布監督の目標宣言「アレ」を使ったことについては、「目標を掲げることですごい自分にプレッシャーというか重い感じがすごいあって阪神の岡田監督の言葉を使ったときにいいなと思って使わせてもらった」と明かしました。 一方、今後世界を見据えアフリカ勢との対戦に必要なことを聞かれると「海外の選手と戦っていくには今スピードの差が出ているのでそこをいかに縮めていくかなということ」と分析。 それでも、自身の伸びしろに自信があるそうで「記録の方はまだまだ出るタイムだと思うので挑戦したい。元気な姿で走って、走ることが楽しいというのをいろんな人に知ってほしい」と意気込みを語りました。