手を振って別れを惜しむ家族連れ＝3日正午ごろ、佐賀市のJR佐賀駅

　年末年始を佐賀県内で過ごした人たちのUターンラッシュが3日、始まった。曜日の並びの関係で長期連休となった人も多く、別れを惜しみながら帰途につく姿が各地で見られた。混雑は5日まで続く見通し。 　佐賀市のJR佐賀駅は、キャリーケースを引いた帰省客と見送りの家族や友人らでにぎわった。JR九州によるとピークは4日を見込み、長崎線上り特急のグリーン席、指定席はほぼ満席となっている。 　佐賀市の実家で4年ぶりに年末年始を過ごしたという名古屋市の大学院生牟田真悟さん（24）は、高校の友人に見送られ、「同窓会で再会できてよかった。変わらず元気そうで安心した」と笑顔を見せた。 　NEXCO西日本によると九州道の上りで3日正午ごろ、基山パーキングエリアから山口県方面に約10キロの渋滞が発生した。翌日も正午ごろの渋滞発生を予想する。4日の佐賀空港発の全日空羽田便は、全便で満席となっている。（小島発樹）