新たな音声データ「ポケットマネーで(党費を)支払っていたことにしてほしい」支援者に持ちかけ…「善意の第三者」も 田畑裕明議員の “不適切な党員登録” で画策か
チューリップテレビ
不適切な党員登録を認めた自民党の田畑裕明衆議院議員について、新たな音声データです。この中で田畑議員は、無断で党員登録した支援者の企業の従業員について、その党費を支援者が「ポケットマネーで支払っていたことにしてほしい」と持ちかけています。音声からは、保身のため、亡くなったおじまで隠ぺい工作に利用しようとする姿が浮かび上がりました。 【写真を見る】 新たな音声データ「ポケットマネーで(党費を)支払っていたことにしてほしい」支援者に持ちかけ…「善意の第三者」も 田畑裕明議員の “不適切な党員登録” で画策か 田畑議員(音声データ) 「ポケットマネーで名前もちょっと、ねえ、あのー、違う名前になっとったんだって言い切ってもらうしか、それしかないんだよね」 これは、田畑議員が先月2日、支援者と電話で交わした音声です。音声では、支援者の企業の従業員名簿をもとに田畑議員が本人に無断で自民党員に登録。 従業員の分の党費を支援者のポケットマネーで支払っていたことにしてほしいと持ちかけています。 田畑議員(音声データ) 「最後の望みは(支援者の名前)しかおらんくてさ。まあ申し訳ないけどこっちでポケットマネーで名前もちょっと、ねえ、あのー、違う名前になっとったんだって言い切ってもらうしか本当に、もうそれしかないんだよね」 ■会見では「憶測による見立てだった」と説明 音声では、党員登録した従業員とは別に実在しない架空党員についても、違う名前で登録していたと言い切ってほしいと口裏合わせを懇願しています。 18日の記者会見で不適切な党員登録を認めた一方、自身の関与は否定した田畑議員。支援者と電話で交わしたやりとりについて─。 田畑議員(記者会見) 「憶測による見立て」「憶測による見立て、憶測による見立て」「憶測による見立てを話したつもりでございましたので」 電話での自身の発言が、「憶測による見立て」だったという主張を繰り返しました。 毛田千代丸キャスター 「従業員名簿の提供を受けた支援者との電話のやりとりなので、憶測による見立てというのはそもそも成り立たない。無理があると思いますがいかがですか」 田畑議員 「そこはあの先ほどから私がお答えさせていただいている通りでございますので、あの毛田さんのご指摘はご指摘だというふうに受け止めさせていただきたいと思います」