新たな音声データ「ポケットマネーで(党費を)支払っていたことにしてほしい」支援者に持ちかけ…「善意の第三者」も 田畑裕明議員の “不適切な党員登録” で画策か
■支援者は “関わりたくない” と伝えたが… 従業員の党費についてポケットマネーでの支払いを持ちかけられた支援者は─。 支援者「当初は会社のお金でって話もあったんですけども、最終的には個人のポケットマネーで払っとったことにしてほしいというそういったお願いをされました」 毛田キャスター「聞いた時はどう思いましたか」 支援者「いや、びっくりしましたし、あまりそういったところに関わりたくないので、正直に“関わりたくない”っていうことを本人には伝えました」 すると、その数時間後、田畑議員から再び電話があり、驚きの提案が─。 ■ “善意の第三者” が負担したことでどうか… 田畑議員(音声データ) 「“善意の別の第三者”の方が全額負担してくれてたんだっていうことにしようと思うのね。(支援者の名前)じゃなくてね」 “善意の第三者”とは、亡くなった田畑議員のおじです。音声では、支援者ではなく亡くなった田畑議員のおじが、従業員の分の党費を支払っていたことにすると説明しています。 田畑議員(音声データ) 「あのー(おじの名前)おじさんに相談したところ、ならその分あのー払えん。払えんというかなかなか難しいがならば俺が面倒見てやるよって言って払っていただいたという流れを言おうかなと思うんです。対外的には。今初めて言ったんだけど」 さらに、田畑議員は、おじさんが亡くなってからはその息子に引き継ぎされ、党費を支払い続けていたという具体的な口裏合わせのストーリーを提案してきました。 田畑議員(音声データ) 「田畑事務所の党費として引き継いだ分ちゃんと支払うようにしてくれっていうのが引き継がれとったので、(おじの息子は)よく分からなかったけどっていうか、そういう経緯で引き継ぎ、申し送りがあったので払っとったんだっていうことで、その時にはもう(支援者の会社名)さんの名簿だっていうことは知らなかったっていうことを言おうと思うのね」 支援者のポケットマネーから亡くなったおじ、さらには、その息子まで─。音声からは、徹底的な保身に走り、自らの関与を隠ぺいしようとする田畑議員の姿勢が浮かび上がりました。
支援者「とんでもない話だなと思いましたね。国民とか県民の代表として出ている政治家がそんなことをよく言えたもんだなと。皆さんね、汗水流して一生懸命毎日働いている中で、1人1人をですね、本当にばかにしてるのかなという感じのことを強く思いましたね」 18日の記者会見で田畑議員は、“亡くなったおじに関する発言についても調査して回答する”としています。
チューリップテレビ