「控えの選手たちにとってもいい時間」「リチャードが『けがの功名や』ってなぜか上から目線の評価をしていた」小久保監督の試合後一問一答
◆ソフトバンク21―0楽天(21日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクは今季最多の23安打21得点、今季初の先発全員安打をマークするなど大爆発で5連勝となった。試合後、小久保監督の主な一問一答は以下の通り。 ■まっすぐな視線の先に…【写真】 ―21得点で快勝。 「でも1勝は1勝なので。みんなほんとよく打ちましたけど、後は投手が付き合うことなく自分の仕事をしたのが評価ですね」 ―なかなかここまで打つ試合は最近ない。 「現役時代振り返ってもほとんどないですね」 ―球団記録は2003年の29得点。 「ちょっと登板間隔が空いている投手含め、仲田、緒方あたりは2打席回ってくることないんでね。仲田は5月の今日まで2打席しかなかったのに、今日2打席ありましたからね。まあ、控えの選手たちにとってもいい時間だったんじゃないですかね」 ―栗原にようやく1、2号が出た。 「あとはやっぱり状態はずっと5月に入ってきて上がってきていたんですね。で、本人の中でも長打、ホームランというところは気にはなっていたんでしょうけど。それを狙いすぎると今の状態を落としたくないという葛藤があったと思うんで。状態を上がってきている中で出たホームランということで。栗原らしい打球、打球もそうですし、栗原らしい数字にやっとなってきたかなという感じですね」 ―投手陣も好調。 「開幕からずっとですよね。ゲームを序盤で壊してしまうようなゲームがないんでね。それが今の位置にいる要因の一つでもありますし。今日も本当におのおのがしっかりと、有原もすごく投げにくかったと思うんですけど、自分で6回まで行きますって言いながらしっかり投げきってくれたと思いますね」 ―王会長の誕生日に花添える投打の活躍。 「あまり守りの方はたぶん興味がないと思うんですけど、打つ方は今日くらい長打が出ると喜んでくれたと思います」 ―明日に向けて。 「あまり点が入らないでしょうね。和田に頑張ってもらいます」 ―今宮もらしさ戻ってきた。 「そんなに長打という感じではないですけど、反対方向へのライト前ヒット、ツーベース、スリーベースの当たりをやりながらずっとファウルでなかなか苦しんでいたんですね。練習では良くなっているという報告を受けていたし、僕もそういうふうに見ていたし。きっかけになる試合になればいいなと思いながら見ていましたけど」 ―今宮の状態。 「去年もそうですけど、もともと小力ある打撃で。ホームランを狙えば打てるバッターなんですけど、求められる役割はつなぐ選手。だってあのクリーンアップがいて長打はいらないですからね。キャンプからずっとやってきているんですけど、今日をきっかけに上がっていってもらいたいですね」 ―2回は中越えの打球が続いた。 「今日は打撃コーチからは強引にならずにセンターにみたいな話が合ったみたいなんですけど。それを試合で表現するのはさすがだなと思いながら見ていました」 ―ポンセの直球を攻めた。 「結構打たれても真っすぐばっかり来ていたんで。選手からしたらそろそろ変化球かなというところもあるんでしょうけど。狙って真っすぐをセンター方向に。あの回(2回)は本当見事までにセンターに打ち返していたんで。あのツーベースが連打で続くのは珍しいかなと見ていましたけどね」 ―山川も問題なし。 「当たって昨日のフリー打撃で感じが良かったみたいで。リチャードが『けがの功名や』ってなぜか上から目線の評価をしていたのが出たんじゃないですかね」
西日本新聞社