おじさんになったら運転は「目」に注意! 視力低下と防ぐ方法
眼鏡等を使って目の機能の変化を補うほか、安全確認の際には首を動かして確認すること
加齢による視覚能力の変化については、防ぎようがありませんが、これらの変化をすこしでも補うため、やはり視力にあった眼鏡を使うことは大切とのこと。視覚能力の変化を自覚していなくても、年を重ねてきたら定期的な視力検査をうけ、必要に応じて遠近両用眼鏡を適切に使い、遠・中・近距離の視界を確保するようにしましょう。 また、疲労による動体視力の低下を防ぐため、こまめな休憩も大切。高齢になると、疲労を自覚するのにも時間がかかるそう。疲れたなと感じる前に休憩をとることも、視覚能力確保のためには大切です。 そしてもちろん、走行速度を控えることも重要。速度が低いほど、見落としや判断ミスを防ぐことができますし、危険に気づいたあとに回避する時間も確保できるほか、万が一事故となってしまった場合でも、被害が少なく済みます。また、安全確認もしっかりと頭を動かして行うようにしましょう。周囲の状況が把握しやすい明るい時間帯に運転することも大切です。
「自分が思うほど見えていない」と、認識をしておくことも大切
75歳以上の高齢ドライバーにおいては、運転免許更新時の講習において、DVD等で交通ルールや安全運転に関する知識を学んだりするほか、器材で動体視力と夜間視力、および視野の測定も行われますが、75歳に満たなくても、年を重ねてきたら若い時とは見え方に違いが出てくることは、認識をしておくべきこと。「自分が思うほど見えていない」と、認識をしておくことで、自分の視覚能力を客観的にとらえ、的確な判断や行動をすることができるようになります。 運転は、認知して判断し、そして操作するの繰り返しですが、最初の認知の8割は視覚による情報。見え方には個人差も大きいようですが、正しい判断と操作に結び付けるため、定期的な検査と慎重な安全確認を心がけましょう。