"春の日本株高期待"に生じた「4月の波乱要因」に要注意
ブルームバーグによれば、アップルの海外サプライヤーが「iPad」新製品の生産を増強しており、5月初め発売予定と関係者が明らかにした(写真:ブルームバーグ)
3月29日の日経平均株価は前日比201円高の4万0369円で引けた。需給面からは、4月初めで膠着相場は底打ちの可能性が高いと考えている。ただし、「十分に確認すること」が大切で、物色は内需株を中心に「時間分散」でエントリーすべきではないか。 TOPIX(東証株価指数)の上昇・下降のリズムを見ると、過去には四半期(3・6・9・12月)末・四半期初にボトムを打つことが多かった。この要因として、企業の自己株買いの自粛期間が終了すること、年金の(資産アセットの)リバランス売りが終わることがある。 また、日経平均の構成銘柄入れ替えに伴う資金捻出売り(5000億円強)が終わり、「期初の利食い」も4月初めで終了してくるためだ。
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木野内 栄治