「まるで竜の元エースみたいやっ!」並外れた才能に川上憲伸ゾッコン!ドラ1金丸夢斗投手を大分析!
元エースを彷彿させる"腕の振りの良さ"
プロ野球選手になるという"夢"をかなえた金丸投手。次の夢はドラゴンズを優勝に導くこと。そんな彼のピッチングについて、ゲストコメンテーターとして同席していた川上憲伸さんが解説した。 金丸投手自身、セールスポイントとして挙げたのが"ストレートの質とコントロール"。それに川上さんは付け加えるようにして、"腕の振りの良さ"を挙げた。 川上氏「ストレートがMAX154キロのスピードが出ますが、打者から見ればそれ以上の球威を感じるのではないでしょうか。腕の振りの良さが特徴ですよね。軸がしっかりしているのが、コントロールの良さにつながっています」 川上さんが例に挙げたのが、川上さん同様、ドラゴンズのエースとして活躍した今中慎二さん。 川上氏「ものすごく腕が振れるのと、リリースする瞬間にものすごく球の押し込みがいいですよね。今中さんのような、軽く腕を振っているのに球が速い。プロとして十分に勝負球となるボールです」 続いて多彩な変化球にも川上さんは切り込む。 川上氏「打者の左右に関係なく落ちる球であるチェンジアップやスプリットはかなりの武器になりますね。バッターは速いストレートに振り負けないよう合わせに行ったところでストンと落としたら、なかなかファウルすらできないと思いますよ」 そしてバッターからストレートと変化球の見分けがつかない投球フォームにも金丸投手が好投手であると感じさせるポイントだと川上さんは話す。 川上氏「ワインドアップで振りかぶる投球フォームは、体重移動の中で勢いをつけ形にはなるのですが、金丸投手は踏み込んだ右足がしっかり体を支え、ブレーキをかけて上半身に力を伝えるという流れは、もうできていますよね。セットポジションも問題ないです」 川上さんの話からはもうすでにプロで何年も修羅場を潜り抜けてきたベテランピッチャーのように聞こえてくる金丸投手。左の先発投手の補強が急務だったドラゴンズにとって、まさに救世主となる活躍を見せてくれるのは間違いなさそうだ。