トヨタ・後藤希友が5回2失点粘投 ホンダに3―2で決勝へ ビックカメラ高崎・上野由岐子は2被弾で完投負け 日立が決勝進出…ソフトボールJDリーグ
◆ソフトボール ▽ニトリJDリーグ ダイヤモンドシリーズ準決勝 (16日、愛知・パロマ瑞穂野球場) 日本一を決めるダイヤモンドシリーズが開幕し、準決勝第1試合では、昨季覇者で西地区1位のトヨタが東地区4位からプレーオフを勝ち上がってきたホンダに3―2で競り勝ち、3季連続の決勝進出を果たした。 トヨタは2021年東京五輪金メダリストで、日本代表のエースを務める左腕の後藤希友(みう)が先発し、5回2失点で完投勝利で貢献した。走者を背負いながらも粘投で流れを作ると、2回に7番・藤家菜々子が古巣から左中間にソロを放ち先制。3回には2死二塁から4番・山田柚葵の右越え2ランで追加点を挙げた。3―0の5回に守備のミスなどで走者をためると1死満塁から連打を浴びて2点を失ったが、リードを保ったまま6回から右腕のメーガン・ファライモにスイッチ。トヨタが継投で「下剋上」を目指した粘るホンダを振り切った。 準決勝第2試合は、東地区1位の日立と同2位のビックカメラ高崎が対戦。ビックカメラ高崎は42歳のレジェンド・上野由岐子投手が先発した。四死球を与えず102球を一人で投げ抜いたが、初回に日立の4番・山内早織捕手に先制の中越え2ラン、6回にだめ押しの中越えソロを浴びた。打線も日立の坂本実桜、田内愛絵里の鉄壁投手陣を前に、最終回に5番・炭谷遥香捕手が一発を放った1点どまり。2季ぶりの王座奪還は果たせず敗退となった。
報知新聞社