東北医療功労賞に郡山・今泉信一郎さん 眼科医として地域貢献
地域医療に長年尽力した人をたたえる第53回医療功労賞の東北地方表彰の受賞者が決まった。福島県から元県眼科医会会長の今泉信一郎さん(84)=郡山市、医療法人明信会理事長=が選ばれた。 今泉さんは1974年に今泉眼科病院(郡山市)の院長に就き、眼科医として長年にわたり地域医療の発展に貢献してきた。日本失明予防協会評議員も務め、台湾やベトナムなど外国人若手医師の研修受け入れを通して医療技術の普及と交流に尽力した。東日本大震災時には眼科の救急医療に対応して被災者支援に当たった。 医療功労賞は、過疎地域や離島、被災地など厳しい環境で長年、地域に密着した活動を続ける医療従事者や福祉・介護関係者をたたえている。 読売新聞社の主催、福島民友新聞社の共催、厚生労働本省、東北厚生局、日本テレビ放送網、ミヤギテレビの後援、JCRファーマの協賛。東北地方の表彰式は24日、仙台市で行われる。
福島民友新聞