台湾南部の病院で火事…入院患者ら9人死亡 台風による強風で救助難航か
台湾南部の病院で3日、火事があり、高齢の入院患者ら9人が死亡しました。当時、台湾には台風が近づいていて、強い風が吹いていたことで救助が難航したとみられています。 台湾メディアによりますと、3日午前、南部・屏東県の病院で配電室から火が燃え広がり、火災が発生しました。火はおよそ5時間半後に消し止められましたが、入院患者と作業員あわせて9人が死亡したほか、100人以上の患者が別の病院に搬送され、治療を受けています。 死亡した患者の多くは寝たきりの高齢者で、避難ができず煙を吸ったとみられ、死因は窒息死だったということです。 台湾南部には当時台風18号が近づいていて、強い風が吹いていたため救助が難航したとみられ、検察などが詳しい経緯を調べています。 一方、上陸した台風18号は、日本時間のきょう午前6時に熱帯低気圧に変わりましたが、台湾ではこれまでに2人が死亡、667人がケガをしています。