ペトロヴィッチ監督のラストマッチで札幌が有終の美! 敗戦の柏は他力ながら残留決める
[12.8 J1第38節 札幌 1-0 柏 プレド] 8日、J1第38節が行われ、大和ハウス プレミストドームでは、北海道コンサドーレ札幌と柏レイソルが対戦。MF近藤友喜のゴールで札幌が先制すると、最後までスコアは動かず、札幌が1-0で柏を下した。 【写真】兄は元W杯戦士…ミス・インターナショナル日本代表の水着姿に「セクシー」「カッコいい」 前節、9年ぶりにJ2降格が決まった19位・札幌。退任を発表したペトロヴィッチ監督のラストマッチとなる一戦は、守護神のGK菅野孝憲が警告の累積で出場停止に。GK児玉潤がJ1初先発を飾ったほか、今季限りでの契約満了が発表されたMF駒井善成とMF菅大輝がスタメンに入った。 磐田、新潟と残留争いを繰り広げる16位・柏は、勝利または引き分けで自力で残留を決められる。前節、2度の警告で退場処分となったDFジエゴが出場停止となり、DF三丸拡が6月2日の福岡戦以来6か月ぶりに先発入りを果たした。 開始5分、早速スコアは動く。MF駒井善成の縦パスをMF浅野雄也がヒールでFW鈴木武蔵に落とすと、鈴木は近藤へのスルーパスを通す。近藤はステップでGKを外すと無人のゴールに右足で流し込んだ。 まずは追いつきたい柏は、前半21分、FWマテウス・サヴィオが左サイドを突破し、中央へクロスを入れる。逆サイドのMF山田雄士が懸命に足をのばしてさわるも、枠に飛ばすことはできなかった。 そして、40分、MF手塚康平のロングフィードに反応したFW細谷真大が、DF岡村大八との競り合いを制してマイボールにすると、GKとの1対1に持ち込んで右足でゴールネットを揺らす。ところが、オンフィールドレビューの結果、細谷のファウルが認められてゴールは取り消された。 後半に入って最初の決定機は札幌に訪れる。13分、右サイドを崩して駒井が深い位置からマイナスのボールを入れると、中央で菅が左足で狙いすます。しかし、DF関根大輝のブロックにあい、追加点とはならない。 互いに交代枠を使って試合を進める中、31分には柏に大きなチャンスが生まれる。サヴィオからのパスをhぢありサイドに流れながら細谷が受けると、追い越したサヴィオにリターン。さらにサヴィオはDFの頭上を越える浮き球を入れると、細谷は強烈なボレーシュートを見舞う。しかし、シュートはクロスバーに跳ね返されてしまった。 札幌は最後まで攻撃的な姿勢を見せるも、最後までスコアを動かすことはできず。札幌は4試合ぶりの勝利で、7シーズンにおよんだペトロヴィッチ監督のラストマッチで勝利を飾った。 一方、残留がかかっていた柏は、0-1で敗れるも他会場で18位・磐田が敗れたため、J1残留を決めた。