女に生まれたからこそ、できた「政治参加」? 昔も今も、世の中を変えるのは単純じゃない⁉【NHK大河『光る君へ』#43】
男と女が存在して成り立つ世の中...一世代で世の中を変えるのは難しいのかも
道長とまひろを見ていると、世の中はふたりの男女の力で変えられるほど単純なものではなく、民の幸せな暮らしの実現は個人が短期間でできるほど簡単なことではないという現実の厳しさに直面するように思います。とはいえ、世の中をよりよくするために動きたい...という思いは無駄なものではなく、こう思う人がいることで、未来のための道筋が描かれていくのです。 次週、道長はかの有名な望月の歌を詠む可能性が高いが、彼はこの歌にどのような思いを込めるのだろうか。また、史実ではこの歌は道長が権力の頂点に立ったときに詠まれたといわれていますが、権力のトップに就いた道長は自分が思うような政を行えるのだろうか。 ▶つづきの【後編】を読む▶いつの時代も“ネコ様”は特別扱い。平安時代、家ネコはどのように暮らしていたの?
アメリカ文学研究/ライター 西田梨紗
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