【日本ダービー】父親の舞台経験は必須?近5年の血統データを調べてみた
5月26日(日)に東京競馬場で行われる第91回日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。3歳馬7906頭の頂点を決める戦いとあって、出走予定馬のレベルも高くなかなか予想を絞り込むのは難しい。そこで今年の出走馬17頭を血統の観点から過去5年のデータと照らし合わせて消去法で上位にくる可能性のある馬を探ってみた。 【動画】ルメール騎手がレガレイラへの期待を語る「ダービーに挑まなければならない馬」 (1)父ミスタープロスペクター系の馬[0-0-0-21] 04年のキングカメハメハに始まり、15年のドゥラメンテ、17年のレイデオロと言った印象の強いミスタープロスペクター系の馬だが近5年に限っては馬券内に1頭も入っていない。 ・この項目の消去対象 サンライズアース、シュガークン、ミスタージーティー (2)母父キングマンボ系の馬[0-0-0-9] 18年のワグネリアンのイメージもあるが、こちらも近5年に限って言えば馬券内に入った馬は1頭もいない。 ・この項目の消去対象 エコロヴァルツ (3)父が東京2,400mで馬券内に入っていない馬[0-0-2-25] ダービー馬はダービー馬から。そんな言葉も聞かれる通り、父がこの舞台で活躍していない馬の勝利は近5年で一度もない。20年ヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー)、21年ステラヴェローチェ(父バゴ)と3着には2度あるが、いずれの父も東京2,400mで走ったことのある馬であり、未経験の父の仔は頭も馬券内に1入っていない。 ・この項目の消去対象 シンエンペラー、ゴンバデカーブース、コスモキュランダ、ダノンエアズロック (4)リファールを持っていない[1-0-1-29] ダンシングブレーヴらを生んだフランスの名種牡馬リファールを持つ馬は、このレースで滅法強い。直近5年で見ても馬券内に入った15頭のうち、12頭も5代血統表にリファールを持つ。しかも人気馬だけでなく19年1着の12番人気ロジャーバローズや21年3着の9番人気ステラヴェローチェ、記憶に新しい昨年3着に入った6番人気ハーツコンチェルトもリファールの血を持つ。人気薄を狙うときにも欠かせないデータとなりそうだ。 ・この項目の消去対象 ダノンデサイル、ビザンチンドリーム (5)母父が日本繋養種牡馬ではない馬[1-2-1-45] ここまでくると絞るのも大変となってくるが、リファール血脈同様に母父が海外馬の馬は直近5年で馬券内に入った15頭のうち、11頭にも上る。 ・この項目の消去対象 レガレイラ、アーバンシック、ジューンテイク 残ったのはサンライズジパング、シックスペンス、ジャスティンミラノ、ショウナンラプンタの4頭となった。あくまで直近5年のデータである。今年もデータ通り決まるのか。データを覆す馬が現れるのか。26日にすべてが決まる。