『コーヒートーク トーキョー』が初プレイアブル出展。東京の喫茶店で、人や妖怪の心を温める。一瞬で美しいラテアートを描けるようになり、いっそう捗るバリスタライフ【TGS2024】
2024年9月26日~9月29日、千葉県・幕張メッセで東京ゲームショウ2024が開催(TGS2024。9月26、27日はビジネスデイ)。インディーゲームコーナーのコーラスワールドワイドブース(ホール9/W27)では、2025年発売予定のプレイステーション5(PS5)、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)用ソフト『コーヒートーク トーキョー』が出展されていた。 【記事の画像(12枚)を見る】 試遊台の様子。モニターの周りには、シリーズに登場するキャラクターたちのアクリルスタンドが展示されていた。 人や妖怪の末裔など、あらゆる種族が住まう“紙と鋼の大都会”東京で、居心地のいい喫茶店を経営 本作は、喫茶店のバリスタとなり、お客さんをもてなしながら交流していく『コーヒートーク』シリーズのスピンオフ作品。 1作目『コーヒートーク』、2作目『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』ではアメリカ・シアトルが舞台となっていたが、今作では東京が舞台。人間以外の種族もごく自然に行き交う世界のため、日本の妖怪の末裔たちもお客さんとして登場する。試遊では、夏が好きだという少し変わった雪女のような氷の貴婦人・ユキや、定年退職を迎えたカッパのようなサラリーマン・ケンジなどの姿を確認できた。 店内には、招き猫の置物や金魚鉢、音楽のレコードが。2025年が舞台ながら、少し昔の日本の雰囲気も味わえる内装となっている。 過去作に登場していたネコミミ族のヘンドリーもお客さんとして来店。歌手として活動する娘をサポートすべく日本を訪れたようだ。過去作のキャラクターの再登場や、その後の様子を垣間見ることができるのはシリーズのファンにとって魅力的な要素だろう。 バリスタとしての仕事は、さまざまな悩みやコンプレックスを持つお客さんの話を聞きながらもてなすこと。心が温かくなる飲み物を提供して、居心地のいい空間を楽しんでもらいながら、彼らによって紡がれる物語を見届けよう。 お客さんからは「抹茶をお願い。ほどよくふんわりと」などのオーダーが入るので、それに沿ってベース、メイン素材、サブ素材を組み合わせることで完成。希望のものをお出しすれば好印象を得られ、新しい会話のきっかけになるかもしれない。なお、間違ったものを作ってしまっても、文句を言わずに味わってくれる。お客さんからの気遣いが感じられて、こちらの心も温かくなった。 接客を続けていくと、ケンジから「どんなコーヒーでも構わない」とオーダーは入ったので、せっかくなので、シナモンラテを作り、ラテアートに挑戦してみることに。 今作ではラテアートの機能が進化。専用のステンシルを使ってパウダーを振りかけるだけでかんたんに美しいラテアートを描けるように。筆者はシリーズ未経験だったので、直接ミルクを注いで描こうとしてもうまくいかなかったが、ステンシルを活用することで、一瞬で見栄えのあるアートを完成させることができた。 最後にミルクを加えたり、エッチングを施したりすることで、自分らしいアートをとことん追求可能。お手軽に、かつじっくりとラテアートに挑戦できるのはうれしいポイントだ。 喫茶店の中で流れる、ジャズやポップ調のゆったりとした音楽も相まって、プレイヤーも居心地のよさを感じながら、じっくりとお客さんたちとの交流を楽しめる本作。“紙と鋼の大都会”と表現される東京で、さまざまな種族たちによってどのような物語が展開されるのか、その全貌が楽しめる日が待ち遠しい。