大の里、「久々」の相撲12番 仕上げは師匠の胸借りる
大相撲の新大関大の里が30日、福岡市西区の二所ノ関部屋で稽古し、十両白熊らと12番続けて取って9勝3敗だった。秋巡業を「アデノウイルス感染症」による体調不良で17日に離脱。九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)に向け「久々に相撲を取った。ここからなまった体を戻して、仕上げていきたい」と力強い口ぶりだった。 仕上げのぶつかり稽古では、まわしを締めた師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)に胸を借りた。叱咤激励を受けながら約7分間、何度も転がされて砂にまみれ「場所前にありがたい。全然押せていなかったので、もっと追い込んでいきたい」と表情を引き締めた。