主要野菜14品目が平年より高値 干ばつ被害でキャベツ価格“3倍”に…「レンコン」など正月商品も早めの購入を 農水省「年明けも高騰続く」
農林水産省は、2025年1月に主要野菜15品目のうち14品目が平年を上回る高値となると予測した。 干ばつや高温の影響でキャベツやレタスは2~3倍に高騰し、白菜や春菊なども値上がりが進む見通しだ。 一方、サトイモは生育が順調で、平年並みだという。 【画像】例年の3倍近い1個398円で販売されるキャベツ
キャベツ・レタスが平年の2倍~3倍の価格に
主要な野菜のほぼすべてで、1月も高値が続く見通しだ。 農林水産省によると、2025年1月は主要野菜15品目のうち、14品目が平年と比べて高くなる見通しだ。 小売り価格が平年の2倍~3倍に高騰している「キャベツ」や「レタス」は、夏から秋にかけての高温などで生育が遅れていて、1カ月を通して平年よりも高くなると予想している。 「ハクサイ」や「ホウレンソウ」の葉物野菜は、「キャベツ」などの出荷量が少ないことで、引き合いが強まり、高値で推移する見通しだ。 一方、「サトイモ」は生育が順調で、主要野菜で唯一平年並みの価格としている。
価格3倍…キャベツが記録的な高値に
青井実キャスター: ーー年末年始に欠かせない野菜やお得情報を、スーパー「アキダイ」の秋葉社長に聞いていきます。まずはキャベツ、今高いんですか? 「アキダイ」秋葉弘道社長: 高いです。記録的な高値ですね。本来年末というのは、キャベツはあまり値上がりしない食材です。1個398円ということで、平年150円くらいなので、だいたい250円高いという状況です。これは秋口の高温、そしてこの小さいというのも、干ばつで雨が降らないというのが一番大きな原因です。 青井キャスター: ーーお正月になるので、欠かせない「おせち」の食材の価格などは気になるのですが。 「アキダイ」秋葉弘道社長: ニンジンとかゴボウは、煮物に必要ですよね。これはきょう特売なんですが、ニンジン100円、ゴボウ198円で平年並みだと思います。 宮司愛海キャスター: ーー年内に買い収めをされてる方もいると思いますが、早めに買っておいた方がいいものはありますか? 「アキダイ」秋葉弘道社長: おせちには絶対欠かせないレンコンです。レンコンといえば、“先を見通せる”という縁起物ですが、価格的には先は見通せないですね。現在は平年並みの値段ですが、夏が早かったので前倒しで出てきました。ただ出過ぎてるので、このあと年末になって値段がだいぶ上がりますね。なので、早めにお買い求めください。 スペシャルキャスター パトリック・ハーランさん(パックン): ーーお鍋がしたいんですが、鍋のお買い得野菜はなんですか? 「アキダイ」秋葉弘道社長: 白菜は、出だしが良くて安かったんですよ。まだ多少安いですが、だいぶ上がってきてますので早目に買った方がいいです。キノコ類は比較的安定はしています。春菊はちょっと高いです。なので、代わりに水菜を使っていただくといいと思いますよ。 青井キャスター: ーー2024年もお忙しかったと思いますけど、年末年始のスーパーはどういうご予定なんでしょうか? 「アキダイ」秋葉弘道社長: 年末は31日まで気合入れて営業しています。年始は、本店に関しては1月6日からオープンという形です。 (「イット!」12月25日放送より)
イット!
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