初心者にもおすすめ!絶景の紅葉が楽しめる登山、岐阜・金華山【見頃|11月上旬~11月下旬】
近年のアウトドアブームを受け、登山やハイキングへの関心も高まっている。そこで今回は紅葉シーズンをテーマに、登山地図GPSアプリ「YAMAP」の開発・運営などを行っている株式会社ヤマップに、山歩き初心者におすすめのスポット・見頃を教えてもらった。 2024年の紅葉見頃時期予想【東日本編】 北陸・東海エリアは、街と自然の距離が近く、幅広い山歩きの楽しみ方がある。そんな北陸・東海エリアには、本格的な装備がなくても、スニーカーで手軽に絶景に出会えるハイキングコースがたくさん!空気も澄んで、晴天率が上がる秋は、絶景の紅葉を楽しむにはもってこいだ。今回は、手軽にスニーカーで紅葉の絶景を楽しむことができる「岐阜・金華山」をご紹介。 ■紅葉おすすめコース/岐阜・金華山【見頃|11月上旬~11月下旬】 眼下の岐阜市街や山岳パノラマも堪能するハイキング 金華山(328メートル)に存在したのが、戦国時代に美濃国を統治した武将・斎藤道三の居城、稲葉山城(岐阜城)だ。北に長良川が流れる高台に築かれた山城は、まさに天然の要害と言える。現在は山頂に模擬天守が復元されて、岐阜市街を見守っている。西側の岐阜公園から山頂直下まで金華山ロープウェーが架設されているが、今回紹介するのは南側の妙見峠からのコース。かつて、この城を攻略した織田信長になったつもりで登ってみよう。 飛騨・美濃紅葉33選にも選定されている金華山では、紅葉は山頂から山麓にかけて徐々に色づくため、長い期間楽しめる。山頂からはいずれも日本百名山の木曽御嶽山(3067メートル)と恵那山(2191メートル)、乗鞍岳(3025メートル)などの眺望も得られる。 写真提供/YAMAPユーザー:ミズトモさんの活動日記より 「妙見峠発着|岐阜市街を眼下にながめる金華山」の紅葉時期、歩行時間 都道府県:岐阜県岐阜市 例年の見頃:11月上旬~11月下旬 歩行時間:1時間50分 歩行距離:2.2キロメートル 上り:288メートル 消費カロリー:396キロカロリー アクセス:JR岐阜駅から岩戸公園北側駐車場まで車で約10分 ■スニーカーで行ける山とは? 「山を歩く」というと色々な装備が必要では?と思うかもしれないが、今回紹介するコースは登山靴や大きなザックは不要。歩きやすいスニーカーで楽しめる、絶景ハイキングコースを厳選した。 選定基準は以下の通り。 ・歩行時間:30分~3時間程度 ・歩行距離:0.5キロメートル~5キロメートル程度 ・上り標高差:300メートル以下 ・最高到達地点標高:2500メートル以下 ※一部、上記基準を超えるコースもある。 ※天候の急な悪化に備え、雨具や防寒具、飲み物なども忘れずに。明るい安全な時間帯に歩くように心がけよう。 ※コース選定に際しては「天気の良い日」にスニーカーで歩けることが基準。雨の日、積雪期は向いていないコースもあるので要注意。また、各山には複数のコースがあるが、今回紹介している「スニーカーハイク」推奨のコースに限定して、自然を傷つけないように歩くようにしよう。 さらに、多くの人が歩いている人気コースであるという点も加味。登山地図GPSアプリ「YAMAP」のユーザーの活動データ(集計期間:2022年9月~12月)をもとに、訪問者数の多かった人気の山・コースを中心に選定。 スニーカーは履き慣れたものであれば基本的にはOK。ただし舗装されていない土や岩の上やぬかるみでは、ツルツルの靴底だと滑りやすくて苦戦することも。グリップが効く溝がしっかり刻まれた靴底かどうか確認しておこう。 ※カロリーは総荷重で決まる。ここでは体重50キログラム+荷物5キログラム=55キログラムを想定して計算。 ※ハイキングに出かける際は、自治体やビジターセンターなどが発信している最新の情報を入手し、必要な装備を揃え、安全に楽しもう。また、紙地図や登山ナビゲーションアプリを活用し、道迷いを予防しよう。 ※紹介しているコースは舗装されていない場所を歩くケースも多く、雨後のぬかるみなどお足元には注意しよう。