高岡市16万人下回る 11月1日時点 氷見4万人割れ迫る
富山県は2日、11月1日時点の県人口移動調査結果(推計人口)を公表した。県内で富山市に次ぐ人口規模となる高岡市の人口が前月比60人減の15万9994人となり、16万人を下回った。15万人台は、15万9918人だった1955(昭和30)年の国勢調査以来69年ぶり。氷見市は前月から96人減の4万191人で、4万人割れ目前となった。 【表】富山県内の人口 県によると、旧高岡市と旧福岡町が2005(平成17)年に合併した現高岡市の市域人口は、1960(昭和35)年の国勢調査で16万2739人となり、初めて16万人を超えた。88(昭和63)年の県人口移動調査の18万8782人がピーク。 11月1日時点の県内の総人口は99万5338人(男性48万5062人、女性51万276人)で、前月比617人減。滑川、射水、入善、舟橋の4市町村を除く11市町が減少した。減少数が最も多かったのは富山市の239人だった。 ●角田市長「移住定住、着実に」 高岡市の人口16万人割れについて、角田悠紀市長は4月以降、市は転入超過の状況が続いているとして、「数字だけに一喜一憂することなく、今後も多くの人に選ばれる街となるよう、移住・定住に関する取り組みを着実に進めたい」と話した。