毛布は布団の上か下か?温かいのはどっち?「体の下に敷く」という選択も…寝具店のプロに聞いてみた
師走に入り、急に寒くなる日が続くなか、週間天気予報では雪マークを見る日が増えています。 【画像】プロに聞いた毛布の順番 雪を降らす寒気は、7日から8日にかけて北陸や東北にまで流れ込む見込みで、それに伴い、6日には雪の範囲が北陸にも広がります。また、8日には西日本にも雪雲が流れてくる見込みです。 これだけ寒い日が続くとあったかい布団が恋しくなります。 この時期、毛布は掛け布団の下に入れていますか? それとも掛け布団の上にかけていますか? ■Webでは「上にかける」派がやや優勢 例年、寒さが増すこの時期になるとインターネットなどで沸き起こる「毛布は布団の上なのか、下なのか」という議論。 温かく眠るための布団と毛布の順番について、ウエブサイトのAllAbout編集部の調べでは、全国500人の男女のうち「毛布を掛布団の上に敷く」と答えた人は53.4%、「毛布を掛布団の下に敷く」と答えた人が45.2%として「掛布団の上に敷く」派がやや優勢となる結果が出ました。 一方、布団製造業などで構成する「日本ふとん協会」に石川県内で唯一加盟する織田寝具にたずねると開口一番「一概には決まっていない」と話します。また、素材でも変わるとして「使い心地など、本人のし好によっても変わる」としています。 ■「素材や種類で変わる」結局どっち?深掘りしてみると… 睡眠改善インストラクターの資格を持つ、金沢市の布団店「石田屋」の武蔵綾 商品部長は「使う布団の種類によりますね」と前置きをしながら、現代では布団の上が良いのではと考えています。 石田屋・武蔵綾 商品部長「お布団の中に温まった空気を逃がさない、上から蓋をするという意味では、毛布を上からかける方が良いです。ただ、綿布団の場合は、体の密着性が低く、ちょっと隙間が空きます。そこを毛布で埋める感じで、使い方として毛布を中に入れるという方法がある。使っている掛布団の種類が何なのかによって工夫が変わってきます」 ■綿の掛布団なら“下”、羽毛の掛布団なら“上” 武蔵さんによりますと、以前は多く見られた綿の掛布団は、体と布団の間に出来た隙間から冷気が入りやすく吸湿性が高い綿の毛布で隙間を埋めていました。この頃、かけ布団の下に毛布を敷く人が主流でした。