福岡で牛の感染症「ランピースキン病」を国内初確認、50農場にワクチン接種を命令…人には感染せず
福岡県は18日、牛の感染症「ランピースキン病」が同県糸島市の農場で国内で初めて確認されたとして、家畜伝染病予防法に基づき、発生農場から半径20キロ以内の50農場に対して、牛へのワクチン接種を命令した。
県によると、ランピースキン病に感染すると、牛の皮膚に結節ができたり発熱したりする。牛の致死率は1~5%程度で、治癒後は出荷できる。感染した牛の肉や乳を飲食しても人には感染しないという。
今月5日に牛を検査した獣医師から県に連絡があり、6日に国の機関の検査で感染が確認された。18日現在、市内8農場で数十頭の感染が確認されている。県は今年度末までに約5000頭にワクチン接種を行う方針。