夫と子どもが暑がりでエアコンの設定温度は「18度」です…半日つけっぱなしだと”1ヶ月の電気代”はどれくらいになりますか?
猛暑日が続く夏場は「エアコンをつけっぱなしにしている」という家庭も多いかもしれません。特に、暑がりの家族がいてエアコンの設定温度を低めにしていると、電気代がいくらかかるのか不安になる人もいるでしょう。 本記事では「エアコンを18度に設定していて毎日12時間つけっぱなし」という家庭を例に挙げて、1ヶ月にかかる電気代の目安や設定温度と電気代の関係についてご紹介します。 また、電気代を少しでもおさえられるよう、エアコンの効きをよくする方法についてもまとめました。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンを1日12時間つけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代
エアコンの電気代を計算するために、商品カタログなどに記載されている消費電力を確認しましょう。エアコンを1時間使用した場合の電気代は「消費電力(キロワット)×電力料金単価(円/キロワットアワー)」で計算できます。電力料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として公表している31円/キロワットアワーを使用します。 設定温度を18度にした場合の消費電力はエアコンの種類や部屋の広さ、温度などによって異なるため、一概にはいえません。仮に消費電力が825ワットのエアコンだと「0.825キロワット×31円/キロワットアワー=25.575円」となります。 1時間あたりの電気代が約26円なので、12時間つけっぱなしにした場合は1日あたり約312円かかる計算です。1ヶ月(30日)に換算すると約9360円になります。
エアコンの設定温度と電気代の関係
環境省によると、冷房時のエアコンの設定温度を1度上げた場合、消費電力量を約13%削減できるということです。 また、令和3年度の調査によると、冷房時のエアコンの設定温度については27度にしている家庭が最も多く、全体の約3割を占めています。今回の事例では「設定温度を18度にしている」ということなので、平均よりかなり低めに設定しているように感じるかもしれません。 もちろん体感温度の感じ方には個人差があるため、27度まで一気に設定温度を高くすると暑くて快適に過ごせないという人もいるでしょう。その場合は少しずつ設定温度を上げながら、エアコンの効きをよくする方法を試して様子を見てみることをおすすめします。