メーカー機をゲットした常盤。初日はカドとインから好スタートを目指す

◇ルーキーシリーズ第１６戦（１６日、ボートレース鳴門＝前検日） 常盤海心（２３）＝徳島（１、９Ｒに出走） 　良機を引き当てて「いいのが引けました」と特訓前のピットで笑顔をみせた。そして、夏場以降は不調知らずの２１号機を手に入れるとスタート練習では中、外のコースを使って軽快な動きを披露した。「最近自信を持っているペラ調整にしていきました。伸びることはないけど、レースで良さを発揮してくれそうな感じ。前検としては合格の足です」と胸を張った。エース格のエンジンは大勢も認めるパワーで同班の特訓メンバーからも「常盤選手は出ていた」と高評価だ。「エンジンがいいのでもっと上向かせたい」とさらに調整を合わせて動きのアップを狙う姿勢が頼もしい。 　地力完全開花はまだしていない。それでも、２節前の下関ルーキーは手堅く成績もまとめており、後半戦は一般戦で２勝をマークした。そのあたりもペラ調整の充実度がありそうだ。 　３人参加している地元選手の中では登録番号は最上位にいるだけに「地元戦で予選突破はしたいですね」と気合を入れた。高校時代は陸上に打ち込み、三段跳びでインターハイへも出場している実力の持ち主。今節はホップ、ステップ、ジャンプで上位進出を目指す。（田代　一郎）