侍ジャパンが快勝 森下、先制2ラン 五十幡の神走塁で加点 八回は猛攻6得点 先発早川は2回無失点5K 7投手で完封リレー
「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024、チェコ代表0-9日本代表」(10日、バンテリンドーム) 【写真】頼れる4番だった サトリアから先制2ランを放つ森下 侍ジャパンが快勝でプレミア12に向けて弾みを付けた。 初回、2死一塁から4番に抜てきされた森下(阪神)が外角低めの変化球をうまく捉え、左中間席に運ぶ飛距離125メートルの先制2ランとした。「ランナーを返すことだけを考えて打席に入りました。少し泳ぎぎみでしたが、入ってくれてよかったです」とコメントした。 二回以降はチェコ投手陣に抑えられていたが、七回、無死から牧(DeNA)が左翼フェンス直撃の安打で出塁すると、「本番まで最後の試合なので本番を想定してサインも含めて出そうかな」と話していた井端監督は、代走に五十幡(日本ハム)を起用。二盗、三盗を決め、源田(西武)の二ゴロの間に生還。貴重な追加点を奪った。 八回には打者一巡の猛攻。辰己(楽天)の適時二塁打、栗原(ソフトバンク)、源田(西武)の適時打などに敵失もからみ、一挙6点を挙げて試合を決めた。 先発・早川(楽天)は初回、先頭打者に左翼線二塁打を浴びたが、後続を断ち2回1安打無失点5三振。「久々の打者との対戦で無失点に抑えることができてよかった。課題も見つかったので、大会までの数日間で克服していけるように調整します」と本番を見据えた。 2番手・戸郷(巨人)も走者を許しながら二回2安打無失点。その後もリリーフ陣は隅田(西武)、藤平(楽天)がそれぞれ1回を三者三振に抑えるなど、計7投手の継投で完封リレーを完成させた。