“やりすぎ”批判殺到 小室哲哉の「文春」報道、メディア業界の反応は?
これまで数多くの名曲を世に放って来た小室哲哉の電撃引退宣言が大きな話題を集めている。小室は、今月18日発売の「週刊文春」で看護師女性との不倫疑惑を報じられると、翌19日に都内で記者会見を開催。 自身の男性機能にまで言及して女性との男女関係を否定しつつ、くも膜下出血を患いリハビリを続けている妻のKEIKOの介護疲れや、自身の摂食障害、睡眠障害、突発性難聴などの実状を告白し、芸能界引退を宣言した。
「文春砲」に批判が殺到して公式ツイッターが炎上
「不倫」に対しては何かと風当たりの厳しい昨今だが、小室の告白は大きな反響を呼び同情的な意見がインターネット上にもあふれる一方で、不倫疑惑を報じた「文春」に対しては「やりすぎ!」、「他人の不幸がそんなに楽しいか!」など批判が殺到。 同誌の報道姿勢を非難。公式ツイッター「文春砲(文春くん公式)」には3000件を超える批判的なコメントが殺到して“炎上”状態となっている。 「文春」といえば、近年は実質的に人気グループ「SMAP」解散のきっかけとなった「ジャニーズ事務所」のメリー喜多川取締役副社長のインタビューなど数多くの芸能スクープを手掛けている。 中でも、アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーの矢口真里やタレント・ベッキー、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之、女優・藤吉久美子などの“不倫ネタ”を得意とし、一昨年には「文春砲」が「2016年ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート語30に選出されるなど、話題を集めてきた。
動画での軽いノリに疑問の声も
だが、今回の小室の不倫疑惑報道で一気に風向きが変わった格好だが、スポーツ紙のデスクはこう語る。 「『文春』さんの情報収集能力や取材力に関しては、同業者として純粋にスゴいなとは思います。ただ、最近のノリには正直、違和感もありました。相手が著名人とはいえ、仮にも人の人生を左右しかねないスキャンダルを暴こうとしているのに、記事と同時に展開する動画では正義の味方気取りなのか、相手の状況も鑑みずに直撃取材をして上から目線で疑惑を追及し、去って行く姿までカメラで捉えて公開したり、時には困惑する取材相手を茶化してみたり、あのノリの軽さは見ていて気分が良いものではありません」