“やりすぎ”批判殺到 小室哲哉の「文春」報道、メディア業界の反応は?
記事内容だけでなく取材姿勢にも違和感!?
元女性誌の記者も、同誌の取材姿勢にこう疑問を投げかける。 「そもそも、世間にも大きな影響を与える社会事件とか、大物政治家のスキャンダルとか、“巨悪”を叩くというような内容ならまだ分かるのですが、エンターテインメントの世界の住人である芸能人を、不倫疑惑であそこまで追い込むのはどうなのかなとは思います。もちろん、相手が大手芸能事務所でも戦うときは戦うし、別に丸め込まれるつもりはないのだと思います。一方でその影響力を考えたり、どこかで『自分たちが存在できるのも芸能界のおかげだ』という意識もあり、やたらめったらに取材対象を潰しに掛かるようなことはなかったはずです」 そのうえで、こう語る。 「取材姿勢に関しても、疑問ですね。昔は(芸能リポーターの故・)梨元勝さんが取材の際に発した『恐縮です』のフレーズじゃないですけど、少なからず大上段からヘンな正義感をかざすようなことはなかった。相反する立場ではあるものの、芸能界や芸能人に対するそれなりのリスぺクトはあったものです。そうした意識が最近の『文春』の取材スタンスからは欠片も感じられず、正直言ってナメているのかなと思うときもあります」 今月21日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」に出演した同誌の記者は、不倫疑惑報道をきっかけに引退を表明した小室について「本意ではない結果になった」とコメントしたが、「文春砲」の“本意”が今後問われることになりそうだ。 (文・竹下光)