NPB球団から関心も? 元ド軍プイグを巡る“日韓争奪戦”を韓国メディアが報道「アジアへのUターンが差し迫っている」
元メジャーリーガーの去就がにわかに騒がしい。かつてドジャースなどでプレーしたヤシエル・プイグのそれだ。 【画像】押さえておきたい「2024ドラフトの目玉」たちを厳選! 注目選手のプレー写真&寸評を一挙紹介 現在33歳のプイグは、2012年に亡命してドジャースと7年4200万ドル(約47億7000万円)で合意。翌年にメジャーデビューを飾ると、そこからおよそ6年間にわたって世界最高峰の舞台であるMLBで活躍を続けてきた。 しかし、次第に「悪童」と揶揄されるほどの素行不良が浮き彫りに。法定速度を大幅に超過した交通違反、乱闘騒動、DV規約違反やチームメイトの不和など、度重なる問題行為を繰り返し、メジャーリーグでのチャンスを失った。 2019年のガーディアンズ退団後は、メキシコと韓国、そしてベネズエラと渡り歩いた。様々な経験を経て、今は定住できる新天地を模索しているキューバ人スラッガーだが、この度、アジア球界での再挑戦の可能性が報じられた。米国野球記者協会(BBWAA)に属するユセフ・ディアス記者は、プイグが「アジアのチームから調査を受けた」と報じた。 仮に約2年ぶりの韓国球界復帰となれば小さくない話題となる。だが、韓国メディア『KBS』は、「彼らが契約をしたという事実はない」と否定。キウムのプイグ獲得があくまで噂に過ぎないとした。 無論、アジアでのキャリアを重ねる可能性が完全に立ち消えたわけではない。同じく韓国メディア『MHS Sports』は「プイグのアジアへのUターンが差し迫っている。おそらく韓国、日本、台湾のどれかだ」と指摘。NPBでのキャリア再生の可能性があることも予測した。 全般的に確実性は劣るものの、抜群のパンチ力に加え、肩の強さを持っているプイグ。最盛期は過ぎているとはいえ、打線に厚みを持たせたいNPB球団が獲得に興味を示してもおかしくはない。もちろん素行不良への懸念はあるが、「元メジャーリーガー」という話題性を考慮しても小さくないメリットはある。 各国球界でFA市場が活況を呈する中、プイグの去就が日本球界に何らかの影響を与える可能性はゼロではない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]