知人男性を海に投げ入れ死亡させた事件の初公判 2人の被告は起訴内容認める 静岡地裁
静岡県焼津市の海で、20歳の男性を海に投げ入れ溺死させた罪に問われている男2人の初公判で、2人は起訴内容を認めました。 起訴状などによりますと、いずれも藤枝市に住む解体作業員の21歳の男2人は、5月、焼津市鰯ケ島の岸壁で静岡市葵区の建築作業員の男性(当時20)を海に投げ入れ死亡させた重過失致死の罪に問われています。 静岡地裁で開かれた初公判で2人は「間違いありません」と起訴内容を認めました。 続く冒頭陳述で検察は「一人の男が『足持って』と発言し、もう一人が足を持ち、被害者を海へ投げ入れたが、警察には被害者が自ら海に飛び降りたと説明した」と指摘。 その後の被告人質問で男は、事件や事件を隠ぺいしようとしたことに対し「後先を考えない軽率な行動。本当に卑怯でやってはいけないことをしてしまった」と発言し、もう一人の男は「自分で行動を起こし、積極的に助けるべきだった。自分が憎い」と発言しました。 次回の公判は10月2日に行われます。