バルミューダなのに家電じゃない!? 新作カセットコンロと「らしさ爆発」の電気ケトルを体験
■バルミューダらしいギミック満載の電気ケトル 今回の新製品で「バルミューダらしさ」を感じる新製品といえば、電気ケトルのMoonKettleでしょう。なんといってもデザインが特徴的で、昔ながらの薬罐のような丸みのあるシルエットに、バルミューダらしいシンプルモダンな印象を掛け合わせた絶妙なバランスです。 ちなみに、バルミューダにはもともと電気ケトルの人気製品「BALMUDA The Pot」が存在します。このBALMUDA The Potが容量600mlでお湯を沸騰させるだけだったのに対し、新製品MoonKettleは900mlサイズで温度を50~100℃まで1℃単位で調整できるという違いがあります。
デザイン性の高さも魅力的ですが、本製品で「バルミューダらしい!」と感じたのが音と光の演出。ケトルを加熱中は電源ベースのLEDがゆらゆらと光り、まるでケトルを火にかけているかのような見た目。さらに、加熱中はカチカチと時を刻むような音の演出があり、加熱終了すると優しいギターのような音でお知らせしてくれます。
最近はデザインにこだわった電気ケトルも増えていますが、ここまで振り切ったデザインの製品はなかなか珍しいのではないでしょうか。 焚火や炎には癒やし効果があるといわれていますが、MoonKettleもケトルのレトロなデザインとLEDの相乗効果でちょっとした癒やし効果があります。自宅にあるだけで「ゆっくりお茶をしようか」という気分にさせてくれるケトルだと感じました。 ■ 倉本春 くらもとはる 生活家電や美容家電、IoTガジェットなど、生活を便利にする製品が大好きな家電ライター。家電などを活用して、いかに生活の質をあげつつ、家事の手間をなくすかを研究するのが現在最大のテーマ。
倉本春