ヤクルト・サンタナ「お母さん、愛してるよ」5号&V打 お立ち台でフロリダに住む母へ絶叫
◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―1巨人(12日・神宮) ヤクルト・ファンの大歓声に後押しされるように、サンタナの打球は勢いよく伸びて左翼席中段に着弾した。0―1の6回。高橋礼のチェンジアップを捉える5号同点ソロを放ち「完璧でした」。自画自賛のアーチで試合を振り出しに戻した。 【写真】こんなに体格違う!村上宗隆のプロ1号 さらに1―1の7回2死一、三塁の好機では平内の直球を右前に運ぶ決勝打。お立ち台に上がったヒーローは「お母さん、愛しているよ!」と、米フロリダ州の自宅にいる母・アイダさんに向けて声を張り上げた。「よく海に連れて行ってくれて一緒に遊んでくれたのが楽しい思い出」と幼少期を回想すると、普段はクールな助っ人の顔に笑みが浮かんだ。 ヤクルトは連敗を2で止め、借金は3となった。塩見の長期離脱が避けられなくなるなど、チームの苦境の中でも常に明るさを忘れないドミニカン。頼もしさは日を追うごとに増している。(長井 毅)
報知新聞社