日向坂46 金村美玖が見つめた先輩・伊藤万理華の背中 グループに在籍しながら叶えた写真展開催の夢
乃木坂46時代の伊藤万理華もこだわりの展覧会を開催
グループに在籍しながらの個展開催というところでは、先に乃木坂46時代の伊藤万理華がいた。2017年に渋谷・GALLERY X BY PARCOで開かれた『伊藤万理華の脳内博覧会』は、伊藤が考えるファッション、アート、ムービー、ラジオの展覧会。金村もパーソナリティの一人を務める『ベルク presents 日向坂46の余計な事までやりましょう』(TOKYO FM)の中で触れているように、金村は伊藤を尊敬しており、2022年開催の『MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA』では自身のInstagramにてツーショットとともに、「直接お話できたことが本当に嬉しくて、いただいた言葉がずしんと心に残っています。いつも活力をありがとうございます!!!」と綴っていた。形は違えど、先陣となる伊藤の背中を見て、「いつかは自分も」と夢を描いていた部分は大きかったのではないかと思う。 行ったことのない場所、知らない人との出会いの中で、「わたしがいちばんわたしの味方」という答えを見つけた金村。『コマーシャル・フォト』2024年9月号(玄光社)からは、自分だけのポートフォリオブックの完成を目標に先輩フォトグラファーに写真を講評してもらう新連載「Creat My Book」がスタートしている。自分だけの道を歩み始めた金村の背中を見て、きっとまた誰かが新たな夢を抱いているはずだ。
渡辺彰浩