中日の近藤廉、松木平優がファームで防御率1点台…「支配下最後の1枠」の行方は
デビューの試練を糧に
野球評論家の小早川毅彦氏は週刊ベースボールのインタビューで広島時代のチームメートで最もすごかった投手を聞かれ、大野氏の名前を挙げている。 「『七色の変化球』と言われるくらい、スライダー、カーブ、フォーク、パームなど球種をたくさん持っていました。でも真っすぐもものすごく球威があった。ピッチングスタイルを見ても、大野さんはどんな場面でも狙って三振を取っている印象でした。これが三振を取れる投手なんだなと」 近藤も左腕の大先輩である大野氏のように、試練を糧に大輪の花を咲かせられるか。中日の支配下登録選手は現在69人。開幕前に育成枠のクリスチャン・ロドリゲス、尾田剛樹が支配下昇格し、上限の70人まで残り1枠しかない。21歳育成右腕の松木平優太も13試合で8勝3敗、防御率1.81の好成績を残しており、松木平、近藤が支配下昇格の有力候補となる。一軍のマウンドに立つ投手は果たして――。 写真=BBM
週刊ベースボール