「自民党内部から変える」 次期衆院選和歌山1区、山本氏が出馬会見
元国会議員公設秘書で和歌山市議の山本大地氏(33)が2日、和歌山市の自民党県連で記者会見を開き、次期衆院選新1区への立候補を表明した。「自民党への不信感はかなり感じている」といい「党内部から変えていきたい」と話した。 【新1区、候補者を公募 次期衆院選で自民党和歌山県連の記事はこちら】 県連の候補予定者公募に10人の応募があり、選考委員会(18人)が山本氏を選んだ。すでに、党本部に公認の申請をしている。 山本氏は会見で「政治とカネの問題で政治不信が広がる中、私なら自民党を内部から変えていける」と述べた。さらに「法律(改正政治資金規正法)が国民の目にどう映るかを(有権者に)聞き、これは駄目だということであればしっかりと声を上げたい」とした。 クリーンな政治や起業支援による経済活性化、観光、農業振興、和歌山から全国基準を作っていくことなどを訴えていくという。 同席した県連会長の石田真敏衆院議員は「自民党は長年にわたって、和歌山1区で議席を得ることができなかったが、彼の若さと情熱をもって、何とかして議席を獲得できるように、総力を挙げて戦いに臨んでいきたい」と話した。 山本氏は関西大学法学部卒。銀行員の後、門博文元衆院議員や鶴保庸介参院議員の秘書を務め、2022年から和歌山市議。 新1区には立憲民主党の村上賀厚氏、共産党の井本有一氏、参政党の林元将崇氏が立候補を表明している。現1区の現職、日本維新の会の林佑美氏も出馬するとみられる。
紀伊民報