サイバーパンク孤児ライフシム『Orphan Age』スタジオ閉鎖と開発中止発表。6年前にはクラファン成功するも業界不況に抗えず
Studio Black Flagは、今月末の閉鎖とライフシム『Orphan Age』の開発中止を発表しました。 【画像全3枚】 サイバーパンク世界を孤児の集団が生き残るライフシム 『Orphan Age』はサイバーパンク世界の戦場で孤児の集団を率いるライフシム。それぞれが独自のスキルや感情を持つキャラクターたちが生き残るために物資を漁ったり、拠点を建設したりしますが、厳しい決断を下すこともあります。また4Xジャンルの「Extermination(殲滅)」を「Empathy(共感)」に置き換えた4Eジャンルだともされていました。 そんな本作は2018年6月にKickstarterでクラウドファンディングを成功させ、1,118人の支援者から31,876ユーロ(約520万円)を集めていました。 スタジオの閉鎖を発表 クラウドファンディング成功から6年間開発してきた『Orphan Age』ですが、開発の終了が発表されました。Studio Black Flagも今月末で閉鎖されるとのことであり、パブリッシャーからの資金提供が途絶えたことが理由であるとされています。このパブリッシャーについては、詳しいことは明らかにされていません。 またSteam上の告知ではFAQも公開されており、パブリッシャーとの契約によって同社は『Orphan Age』を他社に売り込むことができないことや、クラウドファンディングで集めた資金は使い果たしていること、『Orphan Age』の最も完成度の高いビルドをコミュニティにリリースすることを検討していることなども説明されています。 Studio Black Flagの創設者であるAdrien Forestier氏は「本日はBlack Flagの終わりを残酷なやり方で、スローモーションで迎えます。プロジェクトが他の手に渡るかもしれないので『Orphan Age』の終わりでもあるかどうかはわかりませんが、いつの日かリリースされることを望みます」とコメントしています。
Game*Spark いわし
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