「挑戦者は自信を持ってやっている」カド番の藤井聡太叡王、フルセットに持ち込めるか “同学年”伊藤匠七段との一戦は角換わりの出だしに/将棋・叡王戦第4局
将棋の藤井聡太叡王(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑戦する第9期叡王戦五番勝負第4局が5月31日、千葉県柏市の「柏の葉カンファレンスセンター」で行われている。注目の戦型は、両者得意の「角換わり腰掛け銀」に。すでに激しい戦いが繰り広げられており、今後の展開に大きな注目が集まっている。 【映像】藤井叡王VS伊藤七段 注目の第4局(生中継中) 藤井叡王の1勝2敗とカド番で迎えた注目の第4局。注目の一戦は、初タイトルに王手をかけている伊藤七段の先手で「角換わり腰掛け銀」の出だしとなった。4局連続で志向された両者得意の戦型とあり早いスピードで指し進められ、午前中のうちに勝負所へ突入。今後の決戦に向けて緊張感が高まっている。 ABEMAの中継には、前期挑戦者の菅井竜也八段(32)が出演。「序盤戦は互いに仕掛けを探るような一手一手が複雑な展開となったが、伊藤さんが2筋を切ったあたりから局面が動いた。端歩の折衝は積極的な手で、伊藤さんは自信を持ってやっているような気がする。再開後、どう進んでいくのかが注目」とコメントしていた。 藤井叡王が勝利した場合は、2勝2敗のタイとなり勝負はフルセットへ。一方、伊藤七段が勝った場合は3連勝で叡王位奪取が決まる。互いに絶対に白星を手にしたい注目の一戦。激戦のゆくえから目が離せない。 持ち時間は各4時間。 【昼食の注文】 藤井聡太叡王 チキンのトマト煮込み、ウーロン茶 伊藤匠七段 国産牛ローストビーフ丼、アイスティー 【昼食休憩時の残り持ち時間】 ▲伊藤匠七段 2時間3分(消費1時間57分) △藤井聡太叡王 2時間59分(消費1時間1分) (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部