ジェンダー書籍、刊行中止 「当事者傷つけた」と版元
KADOKAWAは5日、来年1月に予定していたアビゲイル・シュライアーさんの著書「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」の刊行を中止すると発表した。題名やキャッチコピーが「結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません」と謝罪した。 同社の告知によると、書籍は性的少数者に関する内容で「気鋭のジャーナリストがタブーに挑む大問題作」などと宣伝していた。今月3日に刊行が告知されてから、出版関係者の有志が「内容が刊行国の米国で既に問題視されている」「当事者の安全・人権を脅かしかねない」として、同社に対応を求めるとの意見を表明していた。