歩いて発見《遍路道》の魅力 合言葉は「お遍路を世界遺産にしよう!」【高知】
高知さんさんテレビ
合言葉は「お遍路を世界遺産にしよう!」四国4県で一斉に遍路道を歩くイベントが開かれました。 高知市の第30番札所・善楽寺に集まったおよそ400人。午前9時 小雨が降る中、次々と出発していきました。 トレーニングウエアなどが目立つ中「同行二人」の白装束も。見れば桑名高知市長でした。 桑名高知市長 「すごいですね。けっこうな人数ですよね」 四国遍路の世界遺産登録を目指すNPO法人が主催し、四国経済連合会などが協力したこのイベント、四国の遍路道を105の区間に分け、あわせておよそ9300人が歩きました。 四国経済連合会会長・佐伯 勇人 四国電力会長 「昨年に比べると倍以上の方に参加いただいて、たいへんうれしく思っています」 イベントの目的はただ歩くだけではありません。なにやらスマートフォンで撮影する人の姿が。 参加者 「道案内用のシートが破れて見えにくくなってきているので、それをチェックして次の改善に生かしていけるように」 遍路道を歩きながら道しるべが破損していないかなどをチェックしたり、ゴミを拾ったりしていきます。 2時間も歩くと次の第31番札所・竹林寺に到着です。 四国経済連合会・山元文明 副会長(四国銀行会長) 「世界遺産につなげようというのが大きな目的ですけど、地域の盛り上がりが非常に大事ですから、歩くっていうのはいい体験になると思います」 竹林寺・海老塚 和秀 住職 「地元の皆さんがこんなに四国の長い歴史があり、お接待という文化がある。そういったものを身をもって触れていただいて、すばらしい機会だと思います」 遍路道に初挑戦したという家族は。 初挑戦の家族 「階段とかがキツくて、平地の方が歩きやすいなと思いました」 「歩きゆうとだんだん暑くなってくる」 境内ではお遍路さんを出迎える「お接待」も。 参加者 「なかなか歩き遍路っていうとできるかなっていうのを思ってて、これぐらいやったらいけそうな気持ちになって(初めて参加した)」 「私は2回目です」 「初めてです」 四国で一斉に遍路道を歩こうというイベントは地域の伝統文化に触れるひとつのきっかけになったようです。
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